21世紀に入り、医療業界は激動の時代を迎えたといえます。その要因は、高齢化の急激な進展です。国民の4人に1人が65歳以上という超高齢社会が目前に迫っており、それに伴って医療費用の増大、医療の質の変化、さらには介護、と医療そのもの及びその周辺の制度が大きく変化しています。

2000年にスタートした介護保険制度は、その一例です。寝たきりや痴呆など介護に対する国民の不安が高まる中で、福祉と医療に分かれていた高齢者の介護に関する制度を再編成し、利用しやすく公平な社会的支援システムを構築するために創設されました。

もうひとつは、医療技術の進歩です。バイオテクノロジーや生命科学の発展により人間の遺伝情報が解読される時代を迎え、これまでの臨床医学中心の医療から予防医学やオーダーメイド医療といった新しい医療技術の開発が進んでいます。

こうした状況の中で、医療機関も急性期医療と療養型医療に二極化したように、将来にはさらに大きい枠組での変化が予想されます。いずれにせよ今後は、より新しい治療技術の確立や質の高い医療サービスの提供が求められています。

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